マーケターのための必須ガイド:Googleスプレッドシート10大便利機能【初心者編】 - 勝手にマーケティング分析
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マーケターのための必須ガイド:Googleスプレッドシート10大便利機能【初心者編】

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この記事は約6分で読めます。

はじめに

マーケティングの世界では、データ分析と効率的な情報管理が成功の鍵を握ります。多くのマーケターがExcelを使用していますが、Googleスプレッドシートはクラウドベースの協力作業や豊富な機能により、より効果的なツールとなる可能性があります。

本記事では、マーケターがGoogleスプレッドシートを使うべき理由と、業務効率を大幅に向上させる10の便利機能を紹介します。これらの機能を活用することで、データ分析の質を高め、チーム内のコラボレーションを促進し、最終的にはマーケティング戦略の成功につながることでしょう。

マーケターがGoogleスプレッドシートを使うべき理由

Googleスプレッドシートには、マーケターにとって特に有用な特徴があります:

  1. リアルタイムコラボレーション: 複数のチームメンバーが同時に同じスプレッドシートを編集できます。これにより、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握し、迅速な意思決定が可能になります。
  2. クラウドベース: インターネット接続があれば、どこからでもアクセスできます。外出先や在宅勤務中でも、常に最新のデータにアクセスできます。
  3. 自動保存機能: 作業内容が自動的に保存されるため、データの損失リスクが低減します。
  4. バージョン履歴: 過去の編集履歴を確認し、必要に応じて以前のバージョンに戻すことができます。
  5. 豊富な連携機能: Google AnalyticsやGoogle広告など、他のGoogleツールとの連携が容易です。これにより、データの統合と分析が効率化されます。
  6. カスタマイズ可能なダッシュボード: データを視覚化し、重要なKPIを一目で把握できるダッシュボードを作成できます。
  7. 無料で利用可能: 基本機能は無料で利用できるため、コスト削減にもつながります。

これらの特徴により、Googleスプレッドシートはマーケターにとって強力なツールとなります。

Google スプレッドシート: オンライン スプレッドシートとテンプレート | Google Workspace
Google スプレッドシートでは、オンライン スプレッドシートを作成できます。あらゆるデバイスからリアルタイムで共同編集できます。また、AI を活用してフォーマットや分析データなどを生成できます。

マーケターが使うべきGoogleスプレッドシートの使い方、機能10選

1. ピボットテーブル

ピボットテーブルは、大量のデータを素早く要約し、分析するための強力なツールです。マーケターは、キャンペーンのパフォーマンスデータや顧客セグメントの分析などに活用できます。

使い方:

  1. データ範囲を選択
  2. 「データ」メニューから「ピボットテーブル」を選択
  3. 行、列、値、フィルタを設定して、データを分析

非常に簡単にデータを行、列でまとめられますので重宝する機能の1つです。

2. 条件付き書式

条件付き書式を使用すると、特定の条件に基づいてセルの外観を自動的に変更できます。これにより、重要なデータや傾向を視覚的に把握しやすくなります。

使い方:

  1. セル範囲を選択
  2. 「フォーマット」メニューから「条件付き書式」を選択
  3. 条件とスタイルを設定

3. QUERY関数

QUERY関数は、SQLに似た構文を使用してデータを操作できる強力な関数です。大量のデータから特定の条件に合致するものを抽出したり、集計したりするのに役立ちます。

使い方:

=QUERY(データ範囲, "SELECT 列名 WHERE 条件")

4. VLOOKUP関数

VLOOKUP関数は、大量のデータから特定の値を検索し、関連する情報を取得するのに便利です。顧客データベースから特定の情報を抽出する際などに活用できます。

使い方:

=VLOOKUP(検索値, テーブル範囲, 列インデックス, [範囲検索])

5. データの自動更新

Googleスプレッドシートは、外部データソースからデータを自動的に更新する機能を持っています。これにより、常に最新のデータを基に分析を行うことができます。

使い方:

  1. 「ツール」メニューから「スクリプトエディタ」を開く
  2. データ取得用のスクリプトを作成
  3. トリガーを設定して定期的に実行

6. チャートとグラフ

データを視覚化することで、傾向や関係性を素早く把握できます。Googleスプレッドシートには、様々な種類のチャートやグラフを作成する機能があります。

使い方:

  1. データ範囲を選択
  2. 「挿入」メニューから「グラフ」を選択
  3. グラフの種類と設定をカスタマイズ

7. フォーム連携

Screenshot

Googleフォームと連携することで、アンケート結果や顧客フィードバックを自動的にスプレッドシートに取り込むことができます。

使い方:

  1. Googleフォームを作成
  2. 「回答」タブから「スプレッドシートの作成」を選択

8. データ検証

データ検証機能を使用すると、セルに入力できる値を制限したり、ドロップダウンリストを作成したりできます。これにより、データ入力の正確性を高めることができます。

使い方:

  1. セル範囲を選択
  2. 「データ」メニューから「データの検証」を選択
  3. 検証条件を設定

9. スクリプトの活用

Google Apps Scriptを使用することで、カスタム関数や自動化スクリプトを作成できます。これにより、スプレッドシートの機能を大幅に拡張することが可能です。

使い方:

  1. 「ツール」メニューから「スクリプトエディタ」を開く
  2. JavaScriptベースのスクリプトを作成
  3. スプレッドシート内で関数として呼び出す

10. Looker Studio連携

Looker Studio

Google Looker Studioと連携することで、スプレッドシートのデータを基にインタラクティブなダッシュボードを作成できます。

使い方:

  1. データポータルで新しいレポートを作成
  2. データソースとしてGoogleスプレッドシートを選択
  3. ビジュアライゼーションを追加してダッシュボードを作成

まとめ

Googleスプレッドシートは、マーケターにとって非常に強力なツールです。本記事で紹介した10の便利機能を活用することで、以下のような利点が得られます:

  • データ分析の効率化と精度向上
  • チーム内のコラボレーション促進
  • リアルタイムでのデータ更新と共有
  • カスタマイズ可能な報告書とダッシュボードの作成
  • 自動化による作業時間の短縮

これらの機能を適切に活用することで、マーケティング戦略の立案や実行、評価のプロセスを大幅に改善することができます。Googleスプレッドシートの可能性を最大限に引き出し、データ駆動型のマーケティングを実現しましょう。

この記事を書いた人
tomihey

14年以上のマーケティング経験をもとにWho/What/Howの構築支援と啓蒙活動中です。詳しくは下記からWEBサイト、Xをご確認ください。

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