ビジネスモデルキャンバスとは?作り方・書き方を実践的に解説【無料テンプレート付】 - 勝手にマーケティング分析
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ビジネスモデルキャンバスとは?作り方・書き方を実践的に解説【無料テンプレート付】

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はじめに:なぜビジネスモデルキャンバスが必要なのか

「新規事業のアイデアはあるけど、どこから手をつければいいかわからない」 「既存事業の課題が見えているのに、何を改善すべきか整理できない」 「チームメンバーとビジネスの方向性が共有できず、議論が噛み合わない」

こんな悩みを抱えていませんか?

ビジネスモデルキャンバス(BMC: Business Model Canvas)は、こうした課題を解決する強力なフレームワークです。複雑なビジネスモデルをたった1枚のシートで可視化し、事業の全体像を誰もが理解できる形で整理できます。

この記事では、ビジネスモデルキャンバスの基本から、実践的な作成手順、成功企業の事例、そして明日から使える具体的なテンプレートまで、若手マーケターやビジネスパーソンが実務で即活用できる知識を徹底解説します。

ビジネスモデルキャンバスとは?基本を理解する

ビジネスモデルキャンバスの定義

ビジネスモデルキャンバスは、スイスのビジネス理論家アレクサンダー・オスターワルダー氏が開発した、ビジネスモデルを視覚的に設計・分析するためのフレームワークです。

ビジネスモデルキャンバスの特徴

項目内容
構成要素9つの重要な要素でビジネス全体を表現
視覚化A4やA3サイズ1枚にまとめて俯瞰可能
対象既存事業の分析・改善に最適
所要時間初回作成は1〜2時間程度
活用シーン事業計画、戦略会議、投資家向けプレゼンなど

なぜ「キャンバス」なのか

ビジネスモデルキャンバスという名称の「キャンバス」は、絵を描くキャンバスに由来します。真っ白なキャンバスに絵を描くように、ビジネスの構造を自由に描き、何度も書き直しながら完成させていくというコンセプトが込められています。

ビジネスモデルキャンバスを使う4つのメリット

メリット1:事業の全体像を一目で把握できる

ビジネスモデルキャンバスの最大の強みは、ビジネスの全体像をA4サイズ1枚で表現できることです。

通常、事業計画書は数十ページにわたる文章になりがちで、全体像を掴むのに時間がかかります。しかしビジネスモデルキャンバスなら、顧客は誰か、どんな価値を提供するか、どう収益を得るか、といった重要な要素を一瞬で理解できます。

具体例:事業計画書 vs ビジネスモデルキャンバス

比較項目従来の事業計画書ビジネスモデルキャンバス
ページ数20〜50ページ1ページ
理解に要する時間30分〜1時間3〜5分
全体像の把握読み込まないと見えない一目で俯瞰可能
修正の容易さ全体を書き直す必要あり該当箇所のみ修正

メリット2:チーム内の認識を統一できる

ビジネスの議論で起こりがちな「認識のズレ」を防げます。

たとえば、「顧客」という言葉一つとっても、営業担当は「既存の大口取引先」をイメージし、マーケティング担当は「潜在的な新規顧客層」を想定していることがあります。ビジネスモデルキャンバスで顧客セグメントを明確に書き出すことで、こうした認識のズレを可視化し、チーム全体で同じ方向を向けるようになります。

メリット3:競合分析と差別化戦略の立案に使える

自社だけでなく、競合他社のビジネスモデルもキャンバスに落とし込むことで、次のような気づきが得られます。

  • 競合が注力している顧客セグメントはどこか
  • 競合の収益源と自社の収益源の違いは何か
  • 競合が持っていない自社独自のリソースは何か

活用例:競合3社との比較分析

メリット4:アイデアを素早く検証し、改善できる

新規事業のアイデアをいきなり詳細な事業計画書に落とし込むのは時間がかかりすぎます。ビジネスモデルキャンバスなら、1〜2時間でアイデアを形にし、仮説検証のサイクルを高速で回せます

検証サイクルの例

ステップ所要時間実施内容
1. 初版作成1時間アイデアをキャンバスに落とし込む
2. チーム議論30分穴や矛盾点を洗い出す
3. 顧客インタビュー2時間想定顧客5名にヒアリング
4. 修正30分フィードバックを反映
5. 再検証1時間修正版で再度検証

このサイクルを2〜3回繰り返すことで、精度の高いビジネスモデルが完成します。

リーンキャンバスとの違いを理解する

ビジネスモデルキャンバスと並んでよく使われるフレームワークに「リーンキャンバス」があります。両者の違いを理解し、状況に応じて使い分けましょう。

主な違いの比較表

項目ビジネスモデルキャンバスリーンキャンバス
対象既存事業の分析・改善新規事業の立ち上げ
重点ビジネス全体のバランス課題解決とソリューション
特有の要素キーパートナー、顧客との関係課題、ソリューション、優位性
開発者アレクサンダー・オスターワルダーアッシュ・マウリャ
適用シーン事業の見直し、M&A分析、投資判断スタートアップ、MVP開発

どちらを使うべきか

ビジネスモデルキャンバスを使うべきケース

  • 既存事業の収益構造を見直したい
  • 競合他社との比較分析を行いたい
  • 既に顧客がいて、サービスも稼働している

リーンキャンバスを使うべきケース

  • まだ顧客が誰かも明確でない
  • 解決すべき課題の仮説検証から始めたい
  • スタートアップや社内新規事業の立ち上げフェーズ

詳しくは別記事「リーンキャンバス完全ガイド:基本から書き方・メリットを詳しく解説」で解説していますので、ぜひご覧ください。

ビジネスモデルキャンバスを構成する9つの要素

ビジネスモデルキャンバスは、以下の9つのブロックで構成されます。それぞれの要素を詳しく見ていきましょう。

全体構造図

ビジネスモデルキャンバス

1. 顧客セグメント(CS: Customer Segments)

定義: ビジネスが価値を提供する対象となる顧客グループ

ビジネスモデルの中心となる最も重要な要素です。誰に価値を届けるのかが明確でなければ、他のすべての要素が意味を持ちません。

記入のポイント

観点具体的な検討内容
デモグラフィック年齢、性別、職業、年収、家族構成
サイコグラフィック価値観、ライフスタイル、趣味嗜好
行動特性購買頻度、利用シーン、意思決定プロセス
セグメント数2〜4つ程度に絞り込む(多すぎると焦点がぼける)

良い例・悪い例

悪い例良い例
「20代〜40代の女性」「30代前半、都市部在住、世帯年収600万円以上、美容・健康に月3万円以上投資する共働き女性」
「中小企業」「従業員50〜300名のIT・Web業界の企業で、マーケティング予算が年間1,000万円未満の企業」

セルフチェック質問

  • この顧客セグメントは、本当に困っている課題を抱えているか?
  • この顧客セグメントは、お金を払ってでも解決したいと思っているか?
  • この顧客セグメントにリーチする現実的な方法はあるか?

2. 価値提案(VP: Value Propositions)

定義: 顧客の課題を解決し、ニーズを満たす製品・サービスの価値

価値提案は、「なぜ顧客はあなたの製品・サービスを選ぶのか」という問いへの答えです。

価値提案の6つの型

説明具体例
新規性今までにない全く新しい価値iPhone(2007年発売時)
性能既存製品より高性能ダイソンの掃除機
カスタマイズ個人に合わせたオーダーメイドナイキID
デザイン優れたデザイン性Apple製品全般
ブランドブランド力そのものが価値ルイ・ヴィトン
価格圧倒的な低価格ユニクロ、ニトリ
利便性手軽さ、アクセスのしやすさUber、Amazon Prime
リスク低減不安や危険を減らす保険、セキュリティソフト

記入のコツ

価値提案を書く際は、「顧客の課題」と「解決方法」をセットで記載すると明確になります。

【テンプレート】
〇〇(顧客セグメント)が抱える△△(課題)を、
××(製品・サービス)によって解決し、
◇◇(得られる結果)を実現する

具体例:Uber

都市部で移動したい人(顧客セグメント)が抱える
「タクシーがつかまらない」「料金が不透明」(課題)を、
スマホアプリによる配車とキャッシュレス決済(製品・サービス)によって解決し、
手軽で透明性のある移動体験(得られる結果)を実現する

3. チャネル(CH: Channels)

定義: 顧客に価値を届けるための経路や手段

チャネルは大きく5つの段階で機能します。

チャネルの5つの機能

チャネル5つの機能
段階機能手段の例
1. 認知製品・サービスを知ってもらうWeb広告、SNS、展示会、口コミ
2. 評価価値を理解し検討してもらうWebサイト、資料請求、無料体験
3. 購入実際に購入してもらうECサイト、店舗、営業担当
4. 提供製品・サービスを届ける配送、ダウンロード、店舗受取
5. アフターサポート購入後のフォローカスタマーサポート、コミュニティ

直接チャネル vs 間接チャネル

種類特徴メリットデメリット
直接チャネル自社で顧客と接点を持つ顧客データ収集、高い利益率初期投資大、運営コスト高自社EC、直営店
間接チャネルパートナー経由で販売初期投資小、拡大が早い利益率低、顧客データ取得困難Amazon、代理店

4. 顧客との関係(CR: Customer Relationships)

定義: 顧客とどのような関係を築き、維持するか

顧客との関係性は、ビジネスモデルの持続可能性を左右する重要な要素です。

顧客との関係の6つのパターン

パターン説明適したビジネス具体例
パーソナルアシスタンス担当者が個別対応高額商材、BtoB法人営業、コンサルティング
専属パーソナルアシスタンス専任担当が長期サポート富裕層向けサービスプライベートバンキング
セルフサービス顧客が自分で全て行う大量販売、低価格帯自動販売機、セルフレジ
自動化サービスシステムが自動対応スケーラブルなサービスNetflixのレコメンド
コミュニティ顧客同士がつながるファン形成が重要AppleのGenius Bar、ハーレーのオーナーズクラブ
共創顧客と一緒に価値を作るUGC型ビジネスYouTube、Wikipedia

顧客生涯価値(LTV)を高める関係構築

顧客との関係は、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)に直結します。

LTV = 平均購買単価 × 購買頻度 × 継続期間

施策狙い具体例
オンボーディング強化初期離脱を防ぐチュートリアル、ウェルカムメール
定期接点の創出継続利用を促すメルマガ、アプリ通知、定期イベント
ロイヤリティプログラム購買頻度を上げるポイント制度、会員ランク
アップセル・クロスセル客単価を上げるおすすめ商品、上位プラン提案

5. 収益の流れ(RS: Revenue Streams)

定義: どのように収益を得るか(マネタイズモデル)

収益の流れは、ビジネスの持続可能性を決める最も重要な要素の一つです。

収益モデルの7つの型

説明メリットデメリット事例
販売収益製品・サービスを売って対価を得るシンプル、理解しやすい継続性が低い家電量販店
利用料使った分だけ課金利用のハードルが低い予測が難しい電気・ガス
サブスクリプション定額の月額・年額課金収益予測が立てやすい解約リスクNetflix、Spotify
レンタル・リース一定期間貸し出す初期費用を抑えられる資産管理コストレンタカー、コピー機リース
ライセンス知的財産の使用許諾スケーラブル権利保護が必要ソフトウェアライセンス
仲介手数料取引の仲介で手数料在庫リスクなし取引量に依存不動産仲介、クレジットカード
広告収益広告枠を販売ユーザーは無料で利用可トラフィック依存Google、Facebook
フリーミアム基本無料+有料オプションユーザー獲得が早い有料転換率が課題Dropbox、Zoom

価格設定の戦略

戦略説明適用例
コストプラス原価+利益率で設定製造業、小売
競合ベース競合価格を参考に設定コモディティ商品
価値ベース顧客が感じる価値で設定ブランド品、コンサル
ダイナミックプライシング需給に応じて変動航空券、ホテル
フリーミアム基本無料+プレミアム課金SaaS、アプリ

6. キーリソース(KR: Key Resources)

定義: 価値提案を実現するために必要な経営資源

キーリソースは4つのカテゴリーに分類されます。

キーリソースの4分類

カテゴリー説明具体例
物的資源設備、施設、在庫など工場、店舗、配送センター、車両
知的資源知的財産、データ、ノウハウ特許、ブランド、顧客データベース、独自技術
人的資源人材、専門家エンジニア、デザイナー、営業チーム
財務資源資金、与信枠自己資本、借入、ベンチャーキャピタル

競争優位性を生むリソースの見極め方

すべてのリソースが競争優位につながるわけではありません。以下の3つの質問で、本当に重要なキーリソースを見極めましょう。

質問判断基準
希少性はあるか?競合が簡単に手に入れられないリソースか
模倣困難性はあるか?真似しようとしても時間やコストがかかるか
代替不可能か?他のもので代用できないか

この3つすべてに「Yes」と答えられるリソースが、真のキーリソースです。

7. キーアクティビティ(KA: Key Activities)

定義: 価値提案を実現するために必要な主要活動

キーアクティビティは3つの類型に分けられます。

キーアクティビティの3類型

類型説明具体例
生産活動製品を作る、サービスを提供する製造、開発、デザイン
問題解決顧客の課題を解決するコンサルティング、カスタマーサポート
プラットフォーム/ネットワーク場を運営するマッチング、コミュニティ運営

キーアクティビティの優先順位付け

すべての活動を同じ力配分で行うことはできません。価値提案に最も直結する活動に資源を集中させましょう。

優先度判定マトリクス

活動価値提案への影響度実行の難易度優先度
製品開発★★★ 最優先
マーケティング★★★ 最優先
顧客サポート★★ 重要
管理業務★ 効率化対象

8. キーパートナー(KP: Key Partners)

定義: ビジネスを成功させるために協力する外部パートナー

キーパートナーとの協業には3つの動機があります。

パートナーシップの3つの動機

動機説明具体例
最適化と規模の経済効率化とコスト削減製造委託、物流アウトソース
リスクと不確実性の低減リスク分散共同開発、保険
特定リソース・活動の獲得自社にないものを補完技術提携、販売代理店

パートナーの種類

種類関係性
戦略的提携非競合企業との協力Apple × Nike(Apple Watch Nike+)
競合他社との協働特定領域での共同トヨタ × スズキ(技術提携)
ジョイントベンチャー新会社設立ソニー × エリクソン(過去)
サプライヤー安定供給の確保製造業の部品サプライヤー

自社でやるべきか、パートナーに任せるべきか

判断軸自社で実施パートナーに委託
競争優位性への影響高い低い
専門性社内に蓄積したい外部の方が高い
コスト内製の方が安い外注の方が安い
スピード内製で間に合う外部の方が早い
リスク許容範囲内分散したい

9. コスト構造(CS: Cost Structure)

定義: ビジネスを運営するために発生する主要なコスト

コスト構造は、収益の流れとセットで考えることで、ビジネスの収益性が見えてきます。

コストの2つの類型

類型説明特徴
固定費売上に関係なく発生予測しやすい、削減困難人件費、家賃、システム維持費
変動費売上に応じて変動売上増減に連動原材料費、手数料、物流費

コスト主導型 vs 価値主導型

特徴狙い適した業界
コスト主導型とにかくコストを下げる低価格で市場シェア獲得ディスカウントストア、LCC
価値主導型価値を最大化することに注力高価格でも選ばれる価値提供ラグジュアリーブランド、ハイエンド製品

主要コスト項目の洗い出し

コスト項目内容削減の可能性
人件費給与、社会保険料業務効率化、アウトソース
原材料費・仕入れ商品・部材の調達仕入先見直し、ロット増
設備費機械、IT設備クラウド化、シェアリング
マーケティング費広告、販促効果測定、ROI改善
物流費配送、倉庫物流最適化、共同配送
研究開発費新製品・技術開発オープンイノベーション

以上、ビジネスモデルキャンバスの各要素の解説でした。この各要素を理解せずに作成はできませんのでまずは理解した上で次の作り方を学んでいってください。

ビジネスモデルキャンバスの作り方:7つのステップ

ここからは、実際にビジネスモデルキャンバスを作成する手順を解説します。

ステップ0:準備(事前に用意するもの)

必要なもの

アイテム用途おすすめ
キャンバステンプレート記入用紙A3サイズ印刷、ホワイトボード、Miro等のツール
付箋アイデア出し75mm × 75mm、複数色
ペン記入用太めのマーカー(黒・赤・青)
参考資料情報収集市場調査データ、競合分析、顧客インタビュー
チームメンバー多角的視点営業・開発・マーケなど異なる部門から3〜5名

所要時間の目安

作業時間
初回作成(個人)1〜2時間
チームでのワークショップ2〜3時間
修正・ブラッシュアップ1時間 × 複数回

キャンバスのテンプレートはぜひこちらからダウンロードして使ってください。

ユーザーイン コーポレートサイト
マーケティング支援会社のユーザーインのコーポレートサイトです。

ステップ1:顧客セグメントを定義する

最も重要な質問:「誰のために価値を創造するのか?」

ビジネスモデルキャンバスは、必ず「顧客セグメント」から書き始めましょう。顧客が定まらなければ、他のすべての要素が決められません。

記入の手順

ワークショップ形式での進め方

  1. ブレストで顧客候補を列挙(10分)
    • 付箋1枚に1顧客セグメント
    • 思いつく限り書き出す(この段階では絞らない)
  2. 似たセグメントをグループ化(5分)
    • 付箋を並べ替えて類似グループを作る
  3. 優先順位をつける(10分)
    • 以下の基準で評価
評価軸5点満点
市場規模1〜5
成長性1〜5
到達可能性1〜5
収益性1〜5
  1. 2〜3セグメントに絞り込む(5分)
    • 合計点が高いセグメントを選択
    • 初期は欲張らず、まずは1セグメントでも可

具体例:オンライン英会話サービス

セグメント詳細
セグメントA30代前半、都市部在住、年収500万円以上の会社員。海外出張や昇進のためにビジネス英語力を短期間で向上させたい
セグメントB40代後半、地方在住の主婦。子育てが一段落し、趣味として英会話を楽しみたい。予算は月3,000円程度

この場合、セグメントAの方が単価が高く収益性が見込めるため、まずはAに絞ってビジネスモデルを設計します。

ステップ2:価値提案を明確にする

顧客セグメントが決まったら、次は「その顧客にどんな価値を提供するか」を定義します。

価値提案を導く3つの質問

質問具体的な考え方
顧客はどんな課題を抱えているか?不満、不便、不安、欲求不満
その課題をどう解決するか?機能、性能、デザイン、利便性
競合と比べて何が優れているか?独自性、差別化ポイント

価値提案マップで整理する

顧客の課題なぜ困っているか解決策得られる結果ベネフィット
英語が話せない仕事が忙しくて通学時間が取れない24時間いつでもレッスン出張前に集中学習できる早朝・深夜・休日など自分の都合に合わせて学習可能
高額なスクールは通えない月3〜5万円の英会話スクールは予算オーバー月額6,980円予算内で継続できる従来の英会話スクールの1/4〜1/7の価格
対面だと恥ずかしい間違いを指摘されるのが怖い・他人の目が気になるマンツーマンオンライン気軽に話せる自宅で1対1なので他の生徒の目を気にせず集中できる

記入例:オンライン英会話サービス

忙しいビジネスパーソン(顧客セグメント)が抱える
「時間がないが英語力を短期で上げたい」「高額スクールは通えない」(課題)を、
24時間予約可能なマンツーマンオンラインレッスン、月額6,980円(製品・サービス)で解決し、
3ヶ月で海外出張で使える実践的な英語力を習得(得られる結果)

ステップ3:チャネルを設計する

価値をどうやって顧客に届けるかを考えます。

チャネル設計の5W1H

項目検討内容
Who(誰が届けるか)直販 or 代理店 or EC
What(何を届けるか)製品、情報、体験
When(いつ届けるか)リアルタイム、定期配送、オンデマンド
Where(どこで届けるか)オンライン、店舗、イベント
Why(なぜそのチャネルか)コスト、顧客体験、拡張性
How(どう届けるか)配送、ダウンロード、ストリーミング

カスタマージャーニーとチャネルのマッピング

記入例:オンライン英会話サービス

フェーズチャネル施策
認知Google広告、YouTube広告、比較サイトSEO「ビジネス英語 短期」で上位表示
検討公式サイト、無料体験レッスンレッスン2回無料、カウンセリング
購入公式サイト(クレジットカード決済)初月半額キャンペーン
利用専用アプリ、Zoomスマホで予約・受講可能
継続メールマガジン、アプリPush通知学習レポート、おすすめ講師

ステップ4:顧客との関係を定義する

顧客とどんな関係を築くかを明確にします。

関係性の設計マトリクス

顧客セグメント初期成長期成熟期
高単価顧客専任担当がオンボーディング定期ミーティング、カスタマイズ対応VIPプログラム、限定イベント
一般顧客自動オンボーディングメール定期メルマガ、FAQチャットボットポイントプログラム
フリーミアムユーザーチュートリアル動画有料転換のためのCTA-

LTV最大化のための施策

施策狙う指標具体例
オンボーディング強化初月離脱率 ↓ウェルカムメール、初回ガイダンス
エンゲージメント向上利用頻度 ↑gamification、学習リマインド
ロイヤリティプログラム継続率 ↑ポイント還元、会員ランク
コミュニティ形成NPS ↑ユーザーフォーラム、オフ会

ステップ5:収益モデルを設計する

どこからお金を得るかを明確にします。

収益モデルの選択

まず、自社のビジネスに適した収益モデルを選びます。

モデル適用判断選択
販売収益単発購入が中心か?
サブスクリプション継続利用が前提か?
広告収益大量のトラフィックがあるか?
仲介手数料マッチングビジネスか?
フリーミアム無料ユーザーからの転換が見込めるか?

価格設定の3つのアプローチ

アプローチ計算方法適用例
コストプラス(原価 + 固定費配賦) × (1 + 利益率)製造業、小売
競合ベース競合価格 × 調整係数同質的な商品・サービス
価値ベース顧客が得る価値 × 価値換算率コンサル、SaaS

記入例:オンライン英会話サービス

プラン月額料金レッスン回数ターゲット想定比率
ライト3,980円月8回(週2回)趣味層20%
スタンダード6,980円月20回(週5回)ビジネス層60%
プレミアム12,800円毎日1回本気で学習したい層20%

ステップ6:リソース・活動・パートナーを整理する

価値提案を実現するために、何が必要かを整理します。

3要素の連動関係

Make or Buy 判断表

要素内製 vs 外部判断理由
講師外部(フリーランス)多様性確保、固定費削減
システム開発内製(初期)→外注(拡大期)初期は小さく、拡大時は専門家へ
カスタマーサポート内製顧客の声を直接聞くため
決済システム外部(Stripe等)セキュリティ、開発コスト考慮

ステップ7:コスト構造を算出する

最後に、ビジネス運営にかかるコストを洗い出します。

コスト項目の洗い出しシート

大分類中分類月額コスト固定/変動
人件費社員給与150万円固定
講師報酬80万円変動
システム費サーバー代10万円固定
決済手数料5万円変動
マーケティング費Web広告50万円固定(予算)
その他オフィス賃料20万円固定
合計315万円

損益分岐点の計算

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 - 変動費率)

例)
固定費:230万円/月
変動費:85万円/月
売上:315万円/月
変動費率:85 ÷ 315 = 27%

損益分岐点 = 230万円 ÷ (1 - 0.27) = 315万円

→ 月315万円の売上で損益トントン
→ スタンダードプラン(6,980円)なら、451人の有料会員が必要

ビジネスモデルキャンバス作成の5つのポイント

ポイント1:完璧を目指さず、まず埋めることを優先

悪い例

  • 1つの要素に1週間かけて調査
  • すべて正確なデータが揃うまで次に進まない
  • 最初から完璧なキャンバスを作ろうとする

良い例

  • まず仮説ベースで全体を埋める(1〜2時間)
  • 不明な点は「要検証」と明記
  • 70%の精度でまず完成させ、検証しながら精度を上げる

「Done is better than perfect」

初版は「仮説キャンバス」と割り切り、素早く作って検証サイクルを回しましょう。

ポイント2:付箋を使って柔軟に修正できるようにする

付箋活用のメリット

メリット説明
移動が自由要素の並び替えが簡単
追加が容易思いついたらその場で追加
削除が気楽剥がすだけ、心理的ハードルが低い
視覚的色分けで優先度や分類が一目瞭然
共同作業向きメンバー全員が同時に書き込める

色分けルールの例

用途
黄色確定している事実
ピンク仮説(要検証)
優先度高
アイデア・オプション

ポイント3:定期的に見直し、アップデートする

ビジネス環境は常に変化します。キャンバスも「生きたドキュメント」として定期的に更新しましょう。

見直しのタイミング

タイミング頻度チェックポイント
定例ミーティング月1回各要素に変化はないか
四半期レビュー3ヶ月に1回戦略の見直しが必要か
大きな環境変化時随時競合参入、法規制変更、技術革新など

アップデートのルール

変更前:青い付箋
変更後:赤い付箋(日付を記入)
削除:グレーアウト(捨てずに残す)

変更履歴を残すことで、「なぜこの判断をしたのか」が後から振り返れます。

ポイント4:複数メンバーで作成し、多様な視点を取り入れる

理想的なメンバー構成

役割視点貢献ポイント
経営層全体戦略ビジョン、リソース配分
営業顧客接点リアルな顧客ニーズ、競合情報
マーケティング市場分析セグメント、チャネル設計
開発・製造実現可能性リソース、技術的制約
財務数値コスト構造、収益性

ワークショップの進行例

時間内容進め方
0:00-0:10目的共有今日のゴールを説明
0:10-0:30個人ワーク各自で付箋にアイデアを書く
0:30-1:00グループ共有付箋をキャンバスに貼り、議論
1:00-1:30優先順位付けドット投票で重要項目を決定
1:30-2:00まとめネクストアクション決定

ポイント5:競合のキャンバスも作成して比較する

競合分析のステップ

比較分析シート

要素自社競合A競合B差別化ポイント
顧客セグメント30代ビジネスパーソン学生中心40代管理職✓ セグメントが異なる
価値提案短期集中でビジネス英語低価格で日常会話ハイエンド、プライベートレッスン✓ 明確な差別化
価格6,980円/月2,980円/月29,800円/月✓ ミドルレンジで競合少

この比較で見えてきた「ミドルレンジ × ビジネス特化」という差別化ポイントが、自社の強みになります。

ビジネスモデルキャンバスの事例

理論だけでなく、実際の企業がどう活用しているかを見てみましょう。

事例1:Netflix(サブスクリプションモデルの成功)

Netflixのビジネスモデルキャンバス

Netflixビジネスモデルキャンバス
要素内容
顧客セグメント映画・ドラマ好きの個人、ファミリー層(世界2億人以上)
価値提案・豊富なオリジナルコンテンツ
・いつでもどこでも視聴可能
・レコメンデーションによる新しい作品との出会い
チャネル・自社Webサイト、モバイルアプリ
・スマートTV、ゲーム機との提携
顧客との関係・自動化されたパーソナライズ
・継続課金モデル
収益の流れ・月額サブスクリプション(990円〜1,980円)
・広告なしの収益モデル
キーリソース・独自コンテンツ(年間1兆円超の投資)
・レコメンドアルゴリズム
・ビッグデータ
キーアクティビティ・コンテンツ制作・調達
・データ分析によるパーソナライゼーション
・ストリーミング技術の最適化
キーパートナー・映画スタジオ、制作会社
・ISP(インターネットプロバイダー)
・デバイスメーカー
コスト構造・コンテンツ制作費(最大)
・ストリーミングインフラ
・マーケティング費

成功のポイント

  1. データ活用の徹底:視聴データから「次に見たくなる作品」を予測
  2. 独自コンテンツへの大胆投資:他社との差別化
  3. グローバル展開:190カ国以上で展開し、規模の経済を実現

事例2:Uber(プラットフォームビジネスの革新)

Uberのビジネスモデルキャンバス

Uberビジネスモデルキャンバス
要素内容
顧客セグメント・乗客:都市部の移動ニーズがある人
・ドライバー:副業・本業として稼ぎたい人
価値提案・乗客:スマホで簡単配車、キャッシュレス、透明な料金
・ドライバー:柔軟な働き方、安定した収入機会
チャネル・モバイルアプリ(乗客用・ドライバー用)
顧客との関係・自動マッチング
・評価システムによる品質管理
・アプリ内サポート
収益の流れ・運賃の25%を手数料として徴収
・ Uber Eatsなどの派生サービス
キーリソース・マッチングプラットフォーム
・ブランド力
・ドライバーネットワーク
キーアクティビティ・プラットフォーム開発・運営
・需給マッチングの最適化
・ドライバー獲得・管理
キーパートナー・決済プロバイダー
・地図データ提供企業(Google Maps等)
・自動車メーカー(自動運転の提携)
コスト構造・プラットフォーム開発・運用
・マーケティング(ドライバー・乗客獲得)
・カスタマーサポート

成功のポイント

  1. 両面市場の構築:乗客とドライバーの両方に価値提供
  2. ネットワーク効果:ドライバーが増える→待ち時間短縮→乗客増→ドライバー増
  3. 規制への対応:各国の法規制と向き合いながら市場拡大

事例3:Amazon(顧客中心主義の徹底)

Amazonのビジネスモデルキャンバス(EC事業)

要素内容
顧客セグメント・一般消費者(B2C)
・出店企業(マーケットプレイス)
・Prime会員
価値提案・圧倒的な品揃え
・最速の配送(当日・翌日配送)
・価格競争力
チャネル・Webサイト、モバイルアプリ
・Alexa(音声ショッピング)
顧客との関係・レコメンデーション
・レビューシステム
・Prime会員プログラム
収益の流れ・商品販売
・Prime会費(月額600円/年額5,900円)
・マーケットプレイス手数料
・AWS(クラウド事業)
キーリソース・物流ネットワーク
・顧客データベース
・AWSインフラ
・ブランド力
キーアクティビティ・在庫管理・物流
・プラットフォーム運営
・データ分析
キーパートナー・出店企業
・配送業者
・決済プロバイダー
コスト構造・物流センター運営
・配送コスト
・技術開発
・マーケティング

成功のポイント

  1. 顧客体験の徹底追求:1-Click注文、当日配送など
  2. データ活用:購買履歴からのパーソナライズ
  3. エコシステム構築:EC、Prime Video、AWS、Alexaなど相互連携

事例4:Airbnb(遊休資産の活用)

Airbnbのビジネスモデルキャンバス

要素内容
顧客セグメント・旅行者(宿泊ニーズ)
・ホスト(空き部屋・物件の所有者)
価値提案・旅行者:ユニークな宿泊体験、ホテルより安い
・ホスト:空き部屋で副収入、柔軟な運営
チャネル・Webサイト、モバイルアプリ
顧客との関係・レビューシステム
・ホストコミュニティ
・24時間サポート
収益の流れ・ゲストから3%
・ホストから3%〜20%のサービス料
キーリソース・プラットフォーム
・ブランド
・ホストネットワーク
キーアクティビティ・プラットフォーム運営
・信頼性の担保(本人確認、保険)
・ホスト支援
キーパートナー・決済プロバイダー
・保険会社
・写真家(物件撮影)
コスト構造・プラットフォーム開発・運用
・カスタマーサポート
・マーケティング
・保険・安全対策

成功のポイント

  1. 遊休資産の活用:使われていない部屋を収益化
  2. 体験価値の提供:「住むように旅する」という新しい価値
  3. コミュニティ形成:ホストとゲストの信頼関係構築

よくある失敗パターンと対策

ビジネスモデルキャンバスを作成する際、多くの人が陥りがちな失敗パターンと、その対策を紹介します。

失敗パターン1:「なんとなくキャンバス」になっている

症状

  • 各要素が抽象的で具体性がない
  • 「顧客満足度向上」「高品質なサービス」など、誰でも書けることしか書いていない
  • 数値が一切ない

悪い例

要素内容
顧客セグメント幅広い年齢層
価値提案高品質な商品を低価格で提供
チャネルインターネット

良い例

要素内容
顧客セグメント25〜35歳、都市部在住、世帯年収500万円以上の共働き夫婦。平日は忙しく、食材買い出しに時間を割けない
価値提案有機野菜を中心とした食材を、レシピ付きでその日のうちに配送。調理時間15分以内で、2人分3,500円
チャネル専用アプリで注文、自社配送網で18〜21時に配達

対策:5W2Hで具体化する

質問考えるべきこと
Who(誰が)年齢、職業、年収、ライフスタイル
What(何を)具体的な製品・サービスの内容
When(いつ)利用タイミング、頻度
Where(どこで)利用場所、購入場所
Why(なぜ)購入・利用する理由、課題
How(どのように)実現方法、プロセス
How much(いくらで)価格、コスト

失敗パターン2:要素間の整合性が取れていない

症状

  • 価値提案とキーアクティビティが噛み合っていない
  • 収益の流れとコスト構造のバランスが崩れている
  • 顧客セグメントとチャネルがミスマッチ

悪い例

顧客セグメント:高齢者(60代以上)
チャネル:スマホアプリのみ
→ ミスマッチ!高齢者のスマホ利用率は低い

整合性チェックリスト

チェック項目確認内容
顧客セグメント ⇔ チャネルこの顧客はこのチャネルにアクセスできるか?
価値提案 ⇔ キーリソースこの価値を提供するリソースは揃っているか?
価値提案 ⇔ キーアクティビティこの価値を実現する活動が定義されているか?
収益の流れ ⇔ コスト構造利益が出る構造になっているか?
キーパートナー ⇔ キーアクティビティパートナーに任せる活動は明確か?

失敗パターン3:一度作って終わり

症状

  • 作成後、一度も見直していない
  • 環境変化に対応できていない
  • 検証せず、仮説のまま放置

対策:検証サイクルを回す

検証の例

要素仮説検証方法判定基準
顧客セグメント30代男性会社員がメインターゲットアンケート100名70%以上が該当すればOK
価値提案時短が最大の価値インタビュー20名15名以上が「時短」を理由に挙げればOK
チャネルInstagram広告が効果的A/BテストCPA 3,000円以下ならOK
価格月額6,980円が適正価格感度調査60%以上が「適正」と回答すればOK

失敗パターン4:競合を意識していない

症状

  • 「うちは他とは違う」という思い込み
  • 競合調査をしていない
  • 差別化ポイントが不明確

対策:競合マッピングで可視化

競合ポジショニングマップ

競合ポジショニングマップ
価格
品質
高価格・低品質
(要改善)
高価格・高品質
(プレミアム)
低価格・低品質
(エコノミー)
低価格・高品質
(バリュー)
C社
A社
B社
⭐自社
自社(バリュー戦略)
B社(プレミアム)
A社(ブランド重視)
C社(要改善)

このマップで、自社がどこに位置し、どの領域に勝機があるかを見極めます。

失敗パターン5:数字がない

症状

  • 「たくさん」「多く」「安い」など、定性的な表現のみ
  • 収益予測やコスト試算をしていない
  • 実現可能性の検証ができない

対策:主要数値を明記する

要素定性表現(NG)定量表現(OK)
顧客セグメント多くの人国内市場500万人、うち10万人を初年度獲得目標
価格お手頃な価格月額6,980円(競合比20%安)
コストなるべく抑える固定費230万/月、変動費率27%
収益十分な利益初年度売上1億円、営業利益率15%目標

無料で使えるビジネスモデルキャンバスのツール・テンプレート

おすすめツール3選

ツール名特徴料金おすすめ度
Miro・オンラインホワイトボード
・複数人で同時編集可能
・テンプレート豊富
無料プランあり(3ボードまで)★★★★★
Canvanizer・シンプルで使いやすい
・ビジネスモデルキャンバス専用
・PDFエクスポート可
完全無料★★★★☆
Google スライド
Google スプレッドシート
・誰でもアクセス可能
・共有が簡単
・オフラインでも使える
完全無料★★★☆☆

Miroの使い方(推奨)

Screenshot

ステップ1:アカウント作成

  1. Miro公式サイトにアクセス
  2. 「無料で始める」をクリック
  3. メールアドレスで登録(GoogleアカウントでもOK)

ステップ2:テンプレート選択

  1. ダッシュボードで「テンプレート」を選択
  2. 検索窓で「Business Model Canvas」と入力
  3. 好みのテンプレートを選択して「使用する」

ステップ3:編集

  1. ダブルクリックで付箋を追加
  2. ドラッグ&ドロップで移動
  3. 色分けで優先度を表現

ステップ4:共有

  1. 右上の「共有」ボタンをクリック
  2. リンクをコピーして送信
  3. 編集権限の設定(閲覧のみ or 編集可)

本ブログの独自テンプレートのご案内

以下のテンプレートをダウンロードして、コピーしてご利用ください。

ユーザーイン コーポレートサイト
マーケティング支援会社のユーザーインのコーポレートサイトです。

バリュープロポジションキャンバスとの併用

ビジネスモデルキャンバスをさらに強化するツールとして、「バリュープロポジションキャンバス(VPC: Value Proposition Canvas)」があります。

バリュープロポジションキャンバスとは

VPCは、ビジネスモデルキャンバスの「顧客セグメント」と「価値提案」の2要素を深掘りするためのフレームワークです。

構造

バリュープロポジション

使い分けのポイント

フレームワーク使うタイミング焦点
ビジネスモデルキャンバスビジネス全体を設計するビジネスモデル全体のバランス
バリュープロポジションキャンバス価値提案を磨き込む顧客の課題と解決策のフィット

併用の流れ

まとめ:ビジネスモデルキャンバスで事業を加速させよう

この記事のKey Takeaways

項目ポイント
ビジネスモデルキャンバスとは9つの要素でビジネス全体を1枚で可視化するフレームワーク
主なメリット①全体像の把握 ②認識統一 ③競合分析 ④高速検証
リーンキャンバスとの違いBMC=既存事業向け、LC=新規事業向け
作成の流れ顧客セグメント→価値提案→チャネル→関係→収益→リソース→活動→パートナー→コスト
成功の鍵完璧を目指さず、検証サイクルを高速で回すこと

明日から実践すべき3つのアクション

アクション1:まず自社のキャンバスを作ってみる(所要時間:1時間)

アクション2:チームメンバーと共有し、議論する(所要時間:30分)

  • キャンバスを見せながら説明
  • 穴や矛盾点を指摘してもらう
  • 「この顧客セグメント、本当に正しい?」と問いかける

アクション3:競合のキャンバスを1社分作成する(所要時間:1時間)

  • 競合のWebサイト、IR情報を調査
  • 推測でも良いのでキャンバスに落とし込む
  • 自社との差分を明確にする

最後に

ビジネスモデルキャンバスは、単なるフレームワークではありません。チーム全員が同じ方向を向き、戦略的に事業を前進させるためのコミュニケーションツールです。

完璧を目指す必要はありません。まずは70%の精度で作成し、顧客の声を聞きながら、仮説検証を繰り返してください。そのプロセスの中で、あなたのビジネスは必ず進化します。

明日から、ビジネスモデルキャンバスを使って、あなたの事業を次のステージへと導きましょう。


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この記事を書いた人
tomihey

■運営者について
本ブログの運営者のtomiheyです。
マーケティング領域で14年間約200ブランド以上に関わってきました。

■本ブログの内容
主に、Who/What/Howフレームもとに実際のブランドを分析し、ブランドの成長、失敗に関する悩みや解決策を解説しています。

現在、企業向けにマーケティング戦略(Who/What)/戦術(How)の支援サービスをしています。1時間無料で壁打ちも可能ですので、ご興味がありましたら下記からご連絡ください。

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